先日「フェルメール 光の王国展 2018」に行ってきました。
https://www.sogo-seibu.jp/common/museum/archives/18/vermeer/
頂き物の、チケットでしかも現物ではない模写との触れ込みだったので、期待値0で行ったら、物凄く面白かったです。
まず、最新の「デジタリングマスク」で再現したという、複製画のリアリティは、油絵を知らない人なら、本物かと思うほどの再現度の高さでした。これに3Dプリンターでも使って、絵筆の厚みまで出したら、もはや鑑定士だって惑うほどだと思いました。
そこで、初めて「寓意」なる言葉を知りました。
特定のモチーフやディティールによってその事が暗示されている作品が、フェルメールの作品には多くあるとのことです。ほうきが描かれていたら、「道徳」
ワインが描かれていたら、「情愛」
とか、そういう物です。
美術史にはあまり詳しくないので、驚きました。
今日の絵画では、あまり用いられないとのことですが、17世紀当時のオランダの人にはなじみ深いものだったそうです。
そういう「寓意」はたくさんの作品に用いられており、この表情は何を表しているのかなど、研究家の考察が横にあるので、感慨深く、絵を観ることができました。
後、当時使われていた絵具(鉱物)これは、私もよく知っていますが、赤を出すには、コチニール色素(虫です。今でも天然色素として食用や染色などに使っています)を大量に使うので、材料調達は大変だったようです。
物語に出てくる、リュート(弦楽器)やヴァージナル(写真UPしました。素敵なチェンバロっていう感じでしたね)の展示が、ブラスバンドをやっていた私には楽しかったです。
カメラ・オブスクーラという描き方も興味深かったですね。
最大のオチは、妻と11人の子供に多額の借金を残したとの事でした。
偉業を成し遂げるには、相応の代価が必要なのですね??
